プロの料理テクニック「和食編」

プラスアルファ

今回は、
「ちょっとしたことで、料理の質を、グッと高める方法」です。


この方法を実践すると、
料理にスペシャル感が出てきます。


凝っている料理に大変身♪
感謝され、尊敬の域に達するかもしれません。


この方法で演出することにより、
料理の印象が、かなり良くなります。


「ちょっと、オーバーに言い過ぎじゃない?」


たしかに、ちょっとオーバーに言い過ぎたかもしれませんが、
それくらい、効果的な方法なのです。


じゃ、一言でいいましょうか。

それは、


「1つのアクションを、付け加える」

たったこれだけです。


たったこれだけのことで、
今までの料理に、大きな変化が訪れるんです。

そのようなわけで、今回の話は、以上で・・・(完)

というのでは、ちょっと寂しい気もしますので、
もう少し、話してみたいと思います。

▽ 食べる人が、すべて。---------------------------------


料理って、食べる人がどう思うかが、すべてではないでしょうか?

食べる人が、どう感じるか?


それが、ポイントだと思います。


なので、レシピ通りに料理を作っていては、
この部分が見落とされがちになる、かもしれませんね。


もちろん、その選んだレシピがヒットするかもしれませんが、
それは、レシピが良かったわけで、
あなたの評価に結びつきにくかったりしないのではないでしょうか?


▽ レシピ通りでは・・・ ---------------------------------

ということは、レシピ通り作っていては、
そこに、オリジナリティーが生まれません。

いえば、個性がないというか。


あと、その食べる人の好みに合わした臨機応変な対応がしにくく、
ヒットしない、あまりいいリアクションが返ってこない場合、
レシピのせいになったりする可能性もあります。

「あのレシピは、ダメね!」

みたいな。


レシピ通り作ることは、そのレシピに依存し、
受動的なスタンスになると思うのです。


もちろん、レシピ通りに作ることにより、学ぶことは多いでしょう。

ただ、それだけになってしまっては、もったいかなと思うわけです。


そこで、今回のテーマである「1つのアクションを付け加える」と、
一気に、オリジナリティーが出てきます。

1つのアクションだけです。


いえば、「プラスアルファ」。


▽ プラスアルファ ---------------------------------


既存の料理(レシピ)に、何かをプラスアルファすることにより、
オリジナリティーが出てきますし、主体的な雰囲気が漂います。


そのプラスアルファするものは、なんでもいい。

そう、何でもいいんです。


しかも、そのプラスアルファすることにより、
食べる人には、凝っている料理に思わせることができ、
レシピ通りに作った料理より、印象がよくなるでしょう。


1つのアクションだけですので、
そんなに難しいことはありません。
ちょっと、手間がかかるだけで、付加価値が出るんですよ。

やらないと、損です!!(笑)


そして、副産物として、
食べる人に楽しさを提供することもできるから、いいですよね。


「何を、プラスするか?」


それが、ポイントです。


▽ 例えば・・・ ---------------------------------


まぁ、「1つのアクションを加える」「プラスアルファ」だけでも、
十分だとは思いますが、いくつか例を出しておきましょうか?


例えば、


煮物を作った時に、+ 大根おろしを入れてしまう。
(みぞれ煮)


魚の塩焼きをした時に、+ あんかけをかける。


天ぷらを作る時に、+ 天粉に、きざんだ大葉や海苔を入れる。


天ぷらの塩に、+ 抹茶の粉を入れる。

ポン酢に、+ ゼラチンを入れて、ゼリー状にし、刺身にのせる。

まぁ、ここで上げている例は、
普通にあったもの(料理)だけど、
わかりやすいかな?ということで、取り上げてみました。

かなり応用が効きますよね?

あと、もう少し

刺身を切る前に、+ あぶる(軽く焼く)

サラダを作る時に、+ ↑刺身で出た端っこの部分を入れる。
(細かく刻んだりしてもいい)

クリームシチューを作る時に、+ カボチャを裏ごししたものを入れる。
(湯がいてから)

まぁ、例を挙げていくと、きりがないので、ここまでにしておきますが、
1つのアクションを、プラスするだけで、結構、変わるものです。


▽ 無限大!! --------------------------------------


そうやって考えてみると、いろいろなアイデアが出てきますよね。


もちろん、変な組み合わせもあるでしょう。
「これは、無いよな・・・(^^;」
ということも、あると思います。


でも、それが、面白いじゃないですか?


レシピ自体、組み合わせのものが多いので、
基本的な調理方法を覚えると、
なんぼでも、いくらでも、レシピを作り出せるわけなんです。
まさに、無限大!!


それを、食べる人の好みに合わせて、
自由自在に作れたら、いいと思いませんか?


でも、いきなり、レシピを作り出そうと思うと、
ちょっと、ハードに感じる方もいるでしょうが、

既存のレシピに、「1つプラス」するだけだったら、
気楽にできますよね。


手間に感じるかもしれませんが、それだけで、
かなり受け取る印象が変わるので、

「プラスアルファという発想」

是非、あなたの料理に、「プラス」してみてください。


≫ 料理の基本から、応用方法まで。本質的な部分を。

刺身を切る角度  ⇔  プラスアルファの具体例

 

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