プロの料理テクニック「和食編」

パーツを替える

前回は、プライベートで、作った料理の中で、
「プラスアルファ」に関連した具体例を、話しました。

一般の家庭料理チックな話だったので、
イメージがしやすかったのではないか、と思います。


で、今回は、同じ時に作った「別の料理」を元にして、
料理の応用方法のノウハウを、ご紹介します。


いえば、「プラスアルファ」の発展系なので、
この考え方をマスターしていただけたら、
もう、こわいものは、ありません。

レシピ本に頼りすぎることもなくなります。

そして、
自分独自の料理を、どんどん、楽に、生み出すことができる
ようになるでしょう。


では、本題に。。。

★★★ パーツを替える ★★★----------------------


今回は、魚を取り扱います。
といっても、特別な技術はいらないので、難しくは、ありません。

あくまで、1つの例として、取り上げるだけなので、
考え方をご理解いただければ、どんなことにも応用できます。


「パーツを替える」


まぁ、言葉のままなんですが、
ようは、料理の組み合わせを替えるわけです。


まず、今回は、刺身とサラダのコンビネーションの
「カルパッチョ」をベースにしました。


パーツは、


・刺身
・サラダ
・ドレッシング


この3つのパーツを、別のものに替えていきます。


1.刺身


本来なら、刺身用のサクを買ってきて、スライスするだけ。

ここを、変えます。

刺身用のサクは、マグロと、ブリを用意。

ブリは、刺身のスライスより、やや厚めにスライスして、
マグロは、四角いブロック上に、切ります。

そして、小麦を付け、
油で、軽く揚げる。

高温で、ササッと、揚げて、ジューシーな感じに!

食材が、刺身用なので、火の通りを心配することもありません。

2.サラダ


サラダの部分は、お好きなように・・・(笑)

ほんと、何でもいいのですが、
今回のイメージでは、キャベツの千切りのみ、にしました。

それを、浅くて広いお皿ではなく、
丸くて、深いお皿に、キャベツを、平らに敷きます。
(やや、中央が、ふくらむように)


3.ドレッシング


刺身のカルパッチョだったら、和風ドレッシングなどを使います。

でも、ここも変えます。


トマトケチャップに、オリーブオイルを投入。
(混ぜながら、入れていく)

そこに、キッチンに残っていた「麺つゆ」を発見!!
その麺つゆ(出汁・醤油・砂糖)を、

ケチャップを混ぜながら、入れていきます。


いえば、ドロドロした「トマトケチャップ」を、
オリーブオイルと、麺つゆで、のばしていく(やわらかくする)
という感じです。


ここらも、「プラスアルファ」の精神で、いきました。

あとは、2で用意したキャベツの上に、
スライスして揚げたブリを、花のように盛って、
揚げた四角いマグロは、その隙間に、散りばめる。

最後に、即席のトマトソースを、かけて出来上がり♪


「カルパッチョ風マグロとブリのトマトソース」の完成。

こんな感じで、1つの料理をベースに、
パーツ、パーツを、替えていく。

そこに、「プラスアルファ」を加えるのもいいです。


複雑で、高度な調理技術がなくても、
「パーツを替える」だけで、かなり凝った、独自性のある
斬新な料理を、創り出すことができるようになります。


それは、作った人の個性がでる「イキイキした料理」。


まぁ、
そこに、高度なテクニックや、包丁の技術が、ミックスされると、
さらに、クオリティーの高い料理が、出来上がりますが、
「パーツを替える」だけでも、
かなり食べる人の反応が違ってきますよ。

「パーツを替える」、あなたなりのアレンジで、
どんどん、チャレンジしてみてくださいね。


【編集後記】----------------------------------

前回、話した「グレープシードオイル」。

1点、注意事項を言うのを忘れていました!

すいません。(^^ゞ


実は、我が家で、グレープシードオイルを使いだしてから、
どうも、揚げ物を食べ過ぎてしまう傾向に
なってしまいました。(^^;


「食べ過ぎに、注意してください!」(笑)

≫ グレープシードオイル


それでは、のちほど。(^^!

つつしん

≫ 料理の基本から、応用方法まで。本質的な部分を。


プラスアルファの具体例  ⇔  残りものに、プラスする

 

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